| 滝百選選出にあたって |
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滝の名は左岸山中に浄蓮寺があったことに
由来します。
滝に降りる路は明治末期、湯ケ島篤志家個人
の汗によりはじめて拓かれました。
それ以前は断崖と峡谷、深い自然に阻まれ、
たやすく人が近づけぬ妖しいも神秘的な滝
でした。昭和五年天皇の行幸を得て、戦後の
毎日観光百選入選周辺諸整備事業を経てきました。今回「日本の滝百選に選ばれましたが、公私共々この滝に寄せた愛護の歴史の結晶に他なりません。」 |
| 浄蓮の滝について |
浄蓮の滝は天城山中第一の大滝で、高さ25m滝壷の深さは15mです。
その歴史は古く、天城山の寄生火山である鉢窪山(はちくぼやま)の噴火により
流れ出した溶岩が滝を作りました。 |
| 滝と自然 |
狩野川の上流部を本谷川といい、本体川は全流程が山地渓流となっています。
浄蓮の滝付近の標高は310mほどですが、川の水は清く冷たく、真夏でも16℃
程しかなりません。またこの付近にワサビ田が多いのも、川の水が冷たいことを
示しているといってもよいでしょう。 |
| ジョウレンシダ |
伊豆や九州の南部にだけ見られる珍しいシダで、台湾
からヒマラヤにかけても分布していますが、浄蓮の滝で
の見事な集落がこの名前の起源となりました。
これは静岡県指定の天然記念物にもなっています。
なお葉の先のほうに一個の不定芽をつけ、これが地面
についと芽を出して新しい植物になる不思議な性質を
もっているので、別名「ハイコモチシダ」
とも呼ばれています。 |